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2016年12月20日火曜日

但馬宗務総長の指名挨拶(宗会・臨時会)

2016年12月の臨時会(宗会)にて、但馬弘議員が宗務総長に指名されました。
臨時会において、新宗務総長の挨拶がありました。

宗務総長指名挨拶(宗会)2016/12/16

 この度、宗務総長の指名をいただきました但馬でございます。
 宗祖親鸞聖人七五〇回御遠忌の特別記念事業として、足かけ13年の歳月に及びました真宗本廟両堂等御修復事業が、全国の門徒同朋の深きご懇念によりまして恙なく円成したことを受け、「これを節目として、2023年にお迎えする宗祖親鸞聖人御誕生八五〇年・立教開宗八〇〇年慶讃法要に向けて、人心を一新して宗門の新たな展望を開くべき」との里雄宗務総長の固いご意志を継承し、この度、宗務総長の任に就かせていただくこととなりました。正直に申しまして、今はただ、たまわった役目の重責に身の震える思いであります。
 さて、現代という、人が真に人として生きることがますます困難となる時代に存在する真宗大谷派なる我が宗門の現況は、様々な面において危急存亡の色を深めているように思えてなりません。急速に進行する寺離れ、宗教離れという現象は、単に一般市民社会のみならず、宗門にご縁を結んでいる門徒同朋にも顕著に表れ、我が宗門の教勢は下降線を辿っていると言わざるを得ません。
 しかし、このような危機的状況は、けっして外的な要因に依ってのみもたらされたものではありません。果たして私たち宗門人は、門徒同朋の心の奥深くに秘められた宗教に対する根源的な欲求、お寺に託された切実な願いに真向かうことをして来たのでしょうか。私たち宗門人すべてが、現在の危機的状況を自らの課題として受け止めることなくしては、今の世に「真宗ここにあり」との宗門のあるべき姿を回復することはけっしてあり得ないと思うのであります。
 私どもは里雄内局の発足以来、里雄宗務総長が掲げられた「一人の人、一つの寺を大切にする宗門」という精神を基底として、「人の誕生と場の創造」を図るべく歩みを進めてまいりました。
 人の誕生とは申すまでもなく、本願念仏の信に死して、如来の願心にもよおされて生きんとする一人の誕生であります。「ただ念仏して、弥陀にたすけられまいらすべしと、よきひとのおおせをかぶりて、信ずるほかに別の子細なき」一人の誕生であります。そしてその一人の誕生は、報恩としての自信教人信の誠を尽くさんと生きる一人の誕生であります。
 如来の願心にもよおされて生きんとする人の生き方に触れる時、不可思議にも私どももまた本願念仏の一道に立たんというご縁をいただくのでありましょう。
 「前に生まれん者は後を導き、後に生まれん者は前を訪え、連続無窮にして、願わくは休止せざらしめんと欲す」と『教行信証』の末尾を締めくくられた宗祖聖人の立教開宗のご精神は、本願念仏の信に立たんとする人の共同体、すなわち念仏の僧伽を希求するご精神であり、それこそが真宗大谷派なる精神であると受け止めるものであります
 混迷を深める現代という社会に存在し、危急存亡の秋を迎えつつある宗門であるからこそ、あらためて「一人の人、一つの寺を大切にする宗門」、すなわち念仏の僧伽の再興が私たちに求められているのであります
 私はあらゆる施策が、この念仏の僧伽の再興に繋がる施策として実施されるよう宗務に取り組んでまいりたいと思います。そして、宗門にご縁を結んでくださるお一人お一人がみな、念仏の僧伽たる宗門のために何ができるかをお考えいただき、それぞれの場でその歩みに参画いただくことを心より念願するものであります。
 もとより浅学非才の身でございますが、これまで宗門各位よりたまわってまいりましたお育ての一端にもお応えする覚悟で宗務に取り組んでまいりたいと思い定めております。この上は、議員各位におかれましても、宗門の危機的状況についての認識と僧伽再興への願いを共有していただきますとともに、これまで以上のご指導・ご鞭撻をお願い申し上げ、就任に当たってのご挨拶といたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。

2016年12月19日月曜日

新内局が発足いたしました。

第63回宗議会(臨時会)、第62回参議会(臨時会)において宗務総長の指名を受けた但馬弘氏が、12月19日、門首の認証を受け、正式に宗務総長に就任しました。
また、同日付で5名の参務が任命され新内局が発足しました。

新内局は以下のとおりです。



宗務総長  但馬 弘(たじま ひろし)
【大聖寺教区 第1組 興宗寺寺住職/宗議会議員】
参  務  林  治(はやし おさむ)
【大阪教区 第19組 玅善寺住職/宗議会議員】
参  務  木越  渉(きごし わたる)
【金沢教区 第11組 光專寺住職/宗議会議員】
参  務  望月 慶子(もちづき けいこ)
【山陽教区 第6組 浄泉寺衆徒/宗議会議員】
参  務  八島 昭雄(やしま あきお)
【北海道教区 第4組 徳生寺住職/宗議会議員】
参  務  藤井 宣行(ふじい のぶゆき)
【岡崎教区 第4組 淨圓寺住職/宗議会議員】

2016年12月18日日曜日

幹事会が刷新されました

代表の交代にともない、興法議員団幹事会も刷新されました。
12月16日の会派総会において、代表の推薦した土肥人史議員が新たに幹事長に選出されました。
土肥幹事長の選任により幹事会の人選が行われ、新幹事会も発足しました。

代表・役員・幹事会は以下のとおり。

〈代表〉 但馬 弘(大聖寺) 

役員・幹事会
〈幹事長〉 土肥 人史(富山)
〈副幹事長〉 沼 秋香(大垣) 
〈副幹事長〉 大谷 制以知(小松)
〈常任幹事(政調会長)〉 武宮 信勝(長崎)
〈事務局長〉 那須 信純(東京)
〈会計〉 最上 知道(岐阜)
〈幹事〉 馬場 礼子(名古屋)
〈幹事〉 奥林 暁(大阪)
〈幹事〉 長峯 顕教(日豊)


2016年12月17日土曜日

第63回宗議会(臨時会)

里雄宗務総長の辞任、内局総辞職を受け、12月15日〜16日を会期として第63回宗議会(臨時会)及び第62回参議会(臨時会)が招集されました。
宗務総長の指名が行われ、投票結果は次のとおりです。

【宗議会】
有効投票数 63票(議員数64、欠席1)
但馬 弘氏 48票
旦保 立子氏 15票

【参議会】
有効投票数 61票(議員数65、欠席4) 
但馬 弘氏 46票
旦保 立子氏 15票

両会とも投票結果により過半数が認められたので、但馬弘氏が宗務総長に当選いたしました。

新宗務総長 但馬 弘(たじま ひろし)
大聖寺教区 第1組 興宗寺(小松市)住職(1991年6月28日~)
1959年9月19日生まれ(57歳)
大谷大学文学部仏教学科卒業(1982年3月)
宗議会議員5期目(1997年9月17日~)
参務・同和推進本部長(三浦内局) 2001年10月22日~2003年2月3日
参務(第2次里雄内局一部改造) 2015年1月6日~2016年12月16日

宗務総長指名の後、記者会見の様子

2016年12月14日水曜日

但馬新代表が選出されました。

12月14日に会派総会が開催されました。
先日の里雄代表の辞任により、新しい代表が選出されました。
選挙管理会の大橋会長より届け出期間内に届け出た候補者は、但馬弘議員のみであったという報告があり、無投票で但馬議員が新代表に当選しました。
里雄代表(左)から但馬新代表へバトンタッチ

2016年12月5日月曜日

里雄代表が辞任を表明いたしました。

真宗興法議員団の総会が、11月29日に緊急に開催されました。
里雄康意代表が宗務総長の辞任を表明されました。

里雄代表(宗務総長)
里雄康意宗務総長は、安原内局の辞職により、2012年10月5日臨時会において宗務総長に就任し、1年後の宗議会議員総選挙後に開かれた臨時会にて再び指名され、4年2ヶ月にわたりその職責を果たされました。
 辞任の理由と時期については、宗祖御遠忌特別記念事業として進めてきた「真宗本廟両堂等御修復完了奉告法要」を区切りとして、2023年の宗祖御誕生850年・立教開宗800年の慶讃法要に向けて後進に道を譲るということであります。

総会では里雄代表の辞意を受け入れ、代表選出管理会を設置し新代表選出に取り掛かりました。(代表選立候補届け出期間は12月6日~9日)
また、この日の総会では、これまで代表任期を定めていなかったものを3年の任期とする団規約の改正が可決しました。